尼崎市の新井司法書士事務所です。

実績

事件簿4(援助交際)
援助交際により金銭的損害を受けた場合、回収手段は存在するのでしょうか?


所謂、援助交際(売春とほぼ同義)で金銭的損害を被った場合、例えば、性的関係と引き換えに支払いを約束していた対価を支払ってもらえなかった場合、回収する手段は存在するのか。つまり、法的救済は認められるかという問題があります。

当事務所に相談に来られた女性の事案は、性交渉の引き換え対価を支払ってもらえなかっただけでなく、継続的に援助するとの相手方男の虚言を信じ、ホテル代金の支払いをさせられたり、高価なカバンを買わされたりしていました。その被害額およそ50万円弱。
相手方男は、被害女性を信用させるため、運転免許証のコピーを渡していましたので、顔と名前はわかりますが、住所などはわかりません。(コピーをよく見ると住所の末尾が消されていた上、そもそも偽造の可能性もありました。)要するに、相手をとっ捕まえることができない訳です。唯一の相手方情報は、交際中互いに携帯電話のメールで通信をしていましたので、メールアドレス。私は、依頼女性の代理人として、相手方男のメールアドレスに、損害の賠償を求める通知を送付しました。結果は、メール送信した翌日、指定口座に全額が送金され、無事、損害の回復に成功しました。依頼女性は、手をつけずに貯蓄していた児童手当を回収することができ、非常に感謝して頂きました。


このようなケースでは、どのような手段を使い、どのような通知文で請求すればよいのか、今後のこともありますので、ここで詳しく書く事はできませんが、ひとつのモデルケースとなったことは確かです。但し、今後すべての事案に当てはめて解決できるとも言い切れません。少し悩ましい事案です。


一覧に戻る>>