尼崎市の新井司法書士事務所です。

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2008年の仕事
【2009/01/07 12:48】

2008年の仕事 2008年の仕事
 昨年1年当事務所は、暇な時期も少しはありましたが、総体的には忙しい1年でした。
 これもひとえに、お取引先各事業主様又はご担当者様並びにご依頼主様のおかげで御座います。
 恐縮では御座いますが、この場をお借りして昨年1年お仕事でお世話になった方々へお礼のご挨拶を申し上げたいと思います。
色々とお世話になりまして本当にありがとう御座いました。
 そして、今年も1年間どうぞ宜しくお願い致します。


 2008年の仕事のなかでも、特に印象に残り、私の司法書士としての経験・成長に大きく貢献して頂いた仕事があります。
 まず一つは、婚姻費用分担審判事件です(取りあつかい業務の中で、過去の事件簿1として当ホームページに掲載している事件のことです)。
これは、第1審の家庭裁判所で全面敗訴的な決定がされ、これを不服として高等裁判所へ即時抗告の申し立てをし、その結果、第1審の決定を一部覆したものです。(尚、高等裁判所の決定に対しても不服がありましたので、さらに最高裁判所に対する許可抗告申立もしましたが、これは認められませんでした。)
 高等裁判所に対する即時抗告の申立書面を作成するにあたっては、事件当事者間に生じた事実を細かく分析し、自分の中で理解し尽くした上で、依頼者の主張が正当であることの論理を構築し、綿密に練り上げられた法解釈を示して、裁判官を説得する必要がありました。
これには、婚姻費用分担に関する条文の趣旨を徹底的に理解した上で、自らの理論を文章化する必要がありまして、完成までには多大な時間と労力を要しました。
 しかしながら、このような高度な法律事務処理能力を必要とする仕事は開業以来初めてでありまして、私自身、非常に奥の深い、やり甲斐のある仕事を経験させて頂いたと思っています。
 とても貴重な実績が私に加わったのではないかと深く感謝しています。


 次に印象に残る仕事は、簡易裁判所管轄事件の訴訟代理人として依頼を受けた設計料請求に関する裁判です。
 これは、2007年の7月に提訴した事件ですので、提訴から1年半以上がすでに経過しています。
 2008年は、約1ヶ月半程度の間隔で弁論期日が入り、その都度、ご依頼主とともに裁判所に出廷し、法廷の場で主張を交わし(但し、出廷までに主張内容は準備書面として裁判所に提出していますので、実際に法廷の場で、あれこれ主張を言い連ねることは無いのですが)、争点を絞り込んでいくことに時間が費やされました。
このような長期戦の裁判を経験するのも開業以来初めての経験でありまして、又一つ貴重な実績を積むことができたと思っています。
尚、この事件の結果については、いずれ当ホームページで掲載させて頂きたいと思っています。


 登記事件として印象に残る事件は、相続登記のご依頼で、幼児のころ養子となり、それ以来一度もご依頼主様と接点のなかった方が相続人の内のお一人であるという事件でした。
 私は、登記の依頼を受けた司法書士として、いずれか一方の利益を追求する法的処理をするのではなく、双方の間に入り、互いの主張を相手方に言い伝え、最終的に円満な解決を導き出すための、いわば、仲立ち人的な役割として関与させて頂きました。
 結局、ご依頼を頂いてから最終の登記完了に至るまで半年程度を要しましたが、当事者双方いずれの方にもご満足頂ける内容で解決することができました。
 この事件をとおして、私は司法書士としての存在意義と言いますか、弁護士とは少し違った法律専門家としての役割(弁護士に比べてソフトなイメージ、中立的なイメージ)を感じることができました。この経験をもとに、今後も相続に関するあらゆる事件処理に関わっていきたいと思います。


 又、個人間でのお金の貸し借りに関する相談について、公正証書を作成したり、建築資材の費用立替をしている設計事務所様から、立替金債権回収の相談を受けたり、工事請負代金の未回収分の回収方法について相談を受けたり、過去に同棲関係にあった人から借りていたお金の返済方法について相談を受けたり、不動産購入資金などで数千万円のお金を個人的に貸した人から、債権回収に伴う登記手続きの相談を受けるなど、金銭にまつわる相談も多数御座いましたし、時世を反映してか、不当解雇等の労働紛争に関する相談も多数御座いました。
 

 他にも、自宅の前面道路私道持分の所有権取得が漏れていることが判明したので、前面道路持分の取得をしたいという相談を頂き、私が近隣土地所有者である建売業者様と交渉し、ご依頼主様の希望にほぼ沿った内容で持分取得の交渉がまとまり、登記できるまでに至った事件など、交渉がらみの仕事も多数御座いましたし、仲介の不動産業者がいない、個人間での不動産売買にも関与させて頂き、契約書の作成から登記手続きまで、トータルでお仕事をさせて頂いた登記事件なども印象に残っています。


 このように1年の仕事を振り返ってみますと、2008年当事務所は充実した1年であったと思います。
 しかしながら、今後も昨年以上に様々な仕事を経験し、実績を積んでいくことが重要であると感じていますし、現状には決して満足していません。
 今年で40歳を迎えるにあたりまして、もっともっと努力をし、目標をもって日々の仕事に取り組むことが必要であると考えています。
 

 2009年は昨年以上に充実した1年にしたいと考えていますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。